溺れた靴、青い窓、煙る街が遠い

汚れた服、白い指、錆びた音が遠い

溺れた服、歩くたび風が強い港

汚れた靴、古い詩の意味をうしなった音

さよなら優しい水色

泣き虫の君を見つめる

迷うまま揺れているスカート

つまさきの影が消えていく

「君の手そっと触れるたび

いつでも思い出せるから」

さよなら優しい水色

泣き虫の君と見つめる

迷うまま震えるスカート

指先の渦が消えていく

きれいだった

music / lyric / artwork 樟川つみき

vocal 闇音レンリ

2019.10.26